幸せを呼ぶ、可愛いフクロウ

ふた月ほど前、右側に五十肩を発症。痛くて腕が上がらないし夜中も目が覚める、挙句は手の甲にまで響いて絵も描けない状態が続いています。原因はマウスの使いすぎ? ここ一年ほどソリティアゲームに取り付かれヒマさえあればPCに向かっていました。思い切ってスッパリゲームは止めて(右手では。左手でやっている)色々試して回復に努めているけどなかなか快方に向かいません。経験者の多くは完治まで半年から2年はかかりまた知らぬ間に治るのが多いとか、わたくしもその知らぬ間に…を楽しみに日々痛みと格闘しています。 で、この絵は数年前に掛川花鳥園にフクロウのポポちゃんを訪ねたとき、熟睡中のポポちゃんに代わって愛嬌をふりまいていた子です。私のアイコンに使っています。

塔とアジサイ

 我家の古いアジサイが突然枯れてしまいました。 そのアジサイが元気だった何年も前、枝を切り取って挿木をし、根付いたので鉢植えにしておいたのがずっと花もつけず細々と生きていたので去年の秋に思い切って地植えにしてみました。 すると不思議なことにグングン成長して株が大きくなり今年初めて沢山花をつけた! 植物って不思議ですね、感情でもあるかのように親が枯れたその時期にいかにも跡継になりたげに存在をアッピールする! 健気で花がいとおしく見えました。 これから梅雨に入ります、アジサイには雨が似合う、もし梅雨に色があるとしたら…? まさにこの花が雨に濡れる色ではないでしょうか。 この絵は京都の南端 アジサイ寺として有名な岩船寺の庭です、緑におおわれて三重塔とアジサイが色鮮やか、行くならまさに今です。

緑のスプレー

お気に入りの紀伊山地、冬色の山模様から柔らかい花色が拡がって一瞬輝く。 やがて合間をぬって拡がってくるのは新しい緑の芽吹き、山全体に若い緑色のカラーをスプレーするように。 ここは国道425号線、三重県尾鷲から奈良県十津川を経由して和歌山は御坊市まで全長200キロ弱、紀伊山地の山中をショートカットで結ぶ酷道です。 そのかわりといっては御幣がありますが森林のオゾンを満喫できてその自然な風景が、どこまで行っても変わらない同じような風景が頭を休めてくれます。 ケータイも圏外で聴こえるのは鳥の声と渓流の流れる音、人や車にごくたまに出会うと何故かホッとして親近感が湧く、町では感じない不思議な感覚を覚えて、やっぱり人は人が必要なんだなって思います。

智頭町の街並み

鳥取市から国道53号線で岡山県津山市に向かって一時間あまり、静かな山あいのまち、鳥取藩の宿場町として古くから栄えた智頭町に着きます。 ここに元禄年間より続いた大庄石谷家の豪壮な住宅があり一般公開されています。 総面積3000坪、近世からの日本建築の粋を集めた豪壮な建物は蔵や庭園を含めて平成21年に国の重要文化財に指定され、文化財として一見の価値あり、郷土を愛し繁栄させた代々当主が住まっていた往時の空気そのままが残って漂っているような不思議な感動を覚えさせてくれます。 このあたり歴史探訪の街道にふさわしいたたずまい、静かな時がゆっくり流れます。 ここから更に53号線を津山方面に向かうと…奈義山の近く、私の好きなループ橋、奈義ループがあり山陽路へと続きます。

師走の花はシクラメンでしょう

野山はしばらく楽しませてくれた赤や黄色の紅葉が鮮やかさを失ったまま、一夜風が強く吹いた日の翌朝はすっかり落葉して茶色濃淡の冬枯れ一色に変わり果てていました。 季節が急に進んだような… 人生も枯葉色の私、でも街に出ると花屋さんの店先、ポインセチアシクラメンが沢山並んで色彩鮮やかに目に飛び込んで来てくれます。 12月のフラワーショップは華やか! きれいな赤が冬日に映えて自分的にもちょっぴり楽しくなるような… で、小さなシクラメンを一鉢買いました。 ガーデンシクラメンという小ぶりの花です。 あふれるような花の勢い、絵に描いていたらどんどん成長してツボミが開き、描き始めと終わりでは花の数も形も変わったけど、こういうのって丈夫で長持ち、ものぐさな私向きの花です。

南紀 枯木灘

久しぶりに描いてみました、オソマツな絵です。 見てくださって有難うございます。 夏、和歌山県すさみ町にある日本一小さな水族館、「町立 エビとカニ水族館」を訪ねました。 彼ら、エビもカニもじっくり見ると実に面白い、親近感が湧いてきて対話が出来そうでした。 水族館の周辺は自然公園、その中に童謡のメロディーがあちこちから流れる遊歩道「童謡の園」があり曲をたどっていくと暖地性植物が茂る江須崎島に続きます、そのあたりに開けるのが南紀の海、枯木灘。 黒潮に洗われる勇壮な断崖、岩礁に白波が飛び散って風がうなります。 枯木灘、すごい名前です。 

野半の里の藤の花

大阪府和泉市から国道480号線で標高670メートルの鍋谷峠を越えると和歌山県紀の川沿いのかつらぎ町。 野半の里とよばれる老舗の造り酒屋が開いた癒しの施設があります。 古い酒造の建物を利用した温泉「蔵の湯」でほっこり温まったあとは花いっぱいの庭園を散策、その時目に飛び込んできたのが見事に満開の藤の花でした。 これがなんと鉢植えなんです、え〜っ!ほんまかいな凄すぎ!で、花よりその栽培方法に感動してしまいました。 持ち帰るお買い物はむろん酒類、ここの地ビールが最高。 中でも「軍艦麦酒」が私は好きですが大きい缶だから一人で飲むには多すぎる、でも…飲めました(*_*)