天空の城 竹田城跡に風渡る

天空の城とよばれる竹田城址、兵庫県朝来市の標高353メートルの山頂にその城郭を残しています、その巨大な石垣が連なるさまは日本のマチュピチュといわれ、わたくしもネットで検索してはじめてその存在を知りどうしても見たくなって行ってしまいました。かなりの急坂と石段を登れば四方に山が連なって眼下に円山川と町が開けて圧巻の美しさ、またその石垣のスケールにも感動を覚えます。雲海に浮かぶ姿も素晴らしいそうですが、1431年築城から200年を足らずして廃城になり、戦国時代の乱世にのみ生きた城の遺構は物悲しくただ風が吹き抜けるだけの静かな空気の中に瞑目しているようです。